プロトタイプを終え、まとめの段階を迎えたこの日は、これからプロジェクトをどう継続していくか、どのように社会に伝えていくかという視点でさらに企画をブラッシュアップしていきました。
久々に介した受講生たちは、まずグループ横断で膝を付き合わせ、自身のプロジェクトではどのように協力関係を築いてきたか、自分は力を発揮できているか、自分にとってどんな経験担っているかを報告しあいました。こうして1ヶ月の試行錯誤をシェアしあうことで、プロトタイプが最終ゴールではなく、自分自身の気持ちや好きなこと、得意分野を確認し、新たなスタートに立つというモチベーションをさらに高めることができました。
続いて、各チームの進捗を報告し合いました。プロトタイプを実施する中で、会場となるお寺や行政との調整を図ったこと、当初の企画案からガラリとテーマが変わったこと、当事者と対面することで感じた新たな戸惑い、そうした中でチームの協力がなかなかはかれない葛藤など、ゼロから実践に至る苦労が語られました。一方、実際に地域の人を巻き込み一歩を踏み出した自信と今後への展望に溢れ、どのチームもプロセスを楽しんでいることが伝えられました。
そうして次は、いよいよシンポジウムで発表です。どうしたら思いを伝え共感を得られるか、参加者に何を伝えたいのか、自分自身のストーリーを語るように発表するという方針で発表内容をまとめていきました。
さて、次回はシンポジウムです。新たに生まれた4つのプロジェクトと20人のご近所イノベータたちがどのような言葉を生み出すかぜひご期待ください。