ご近所ラボ新橋の10周年を記念して、ご近所ラボ新橋を通じて知り合った素敵なご近所仲間にお話しを伺う会
ご近所ラボ新橋10周年記念シリーズ
リ レ ー ト ー ク カ フ ェ 「 〇 〇 × ご 近 所 ラ ボ 新 橋 」そ の ①暮 ら す 場 所 で 今 、考 え て い る こ と
第1回は、移住や二拠点居住を決め、東京を離れてみたお二方のお話を伺い、「住うこと・暮らすこと、その地域で生活すること」について、参加者の方も含めおしゃべりの時間を持ちました。
【ゲスト】
川 島 亜 弓 ( か わ し ま あ ゆ み )さん
作 曲 家 。 静 岡 市 出 身 。
港 区 と 慶 應 義 塾 大 学 で 運 営 す る 人 財 育 成 講 座
「 ご 近 所 イ ノ ベ ー タ 養 成 講 座 」 9 期 生 ( 2 0 2 1 年
度 ) 。 現 在 は 港 区 と 藤 枝 市 を 行 き 来 し て 生 活 。
地 域 お こ し 協 力 隊 と し て 藤 枝 市 で 活 動 中 。
松 田 香 ( ま つ だ か を り )さん
人 と 自 然 を つ な ぐ 料 理 を つ く る 。 東 京 都 出 身 。
元 芝 の 家 ス タ ッ フ ( 2 0 1 5 - 2 0 1 9 ) 。
2 0 1 9 年 よ り ホ リ ス テ ィ ッ ク リ ト リ ー ト 穂 高 養 生 園
( 長 野 ・ 安 曇 野 ) で 働 く 。 2 0 2 2 年 よ り 長 野 県 筑
北 村 へ 移 住 。 四 季 と 共 に あ る 暮 ら し の 手 仕 事 を
し て い る 。
「自分の暮らしたまちに帰りたくて、帰る理由を作った」という川島さん。
学生の頃から新幹線通学をしていて、以来、東京、静岡の間を行ったり来たりしていたけれど、
コロナによって定期的な行き来がしづらくなってしまった際
「仕事をつくってしまえば、自分も帰りやすく、まちにも受け入れてもらいやすい」と考えたそう。
「地域おこしし協力隊」に参加することで、大好きなまちに貢献しながら、
仕事と暮らしを2拠点で持つ、ということを改めて始められました。
人との出会いや特別な体験こそがそのまちでの思い出や観光になる、と考えて、さまざまな企画を提案・実施されています。
自分が好きでコレクションしていたトイピアノを芝生の上に並べてみる「草の上のピアノ」
移動する距離を役立てて「お買い物、ただしゃべりたい・ただそこにいって会いたい」を助ける”動くコミュニティ”「お気持ち自転車」
刈り取られる笹の葉で「笹の葉船レース」、大きく長い道にチョークで落書き、そこから生まれた「グリコじゃんけん」などなど。
発想はとてもシンプルだったり、自分の好きや興味を出発点にした企画ですが、
「みんなで遊べばいいじゃーん」「やってみようー」という気軽さが、大きなひとの輪を作っていく。
そんな仕掛け力を発揮されている取り組みについても伺いつつ、
参加者さんとのトークでは「都会のやる面白いことはどんどんやろうというバイタリティがある」
「都会と異なって、これなあに?と新鮮に面白がれるのが”いなか”のいいところ」という話題がのぼり、
「都会にはいろんな人がいて、いろんな取り組みがあって当たり前。トガった取り組みや面白い取り組みも、案外スッと受け入れられてしまう。それを新鮮に驚きを持って楽しめるのは、地方にいてこそ感じる地方の良さ」
というお話になっていました。
東京・港区と、静岡の用宗/藤枝で暮らし、働くからこその気づきがシェアされていました。
音楽という仕事が今はパソコンひとつでもできるようになり、「旅する音楽家、というのが可能になったことも大きい」とおっしゃっていました。
まちづくりの仕事に携わり、デンマークでのワーキングホリデーを経て芝の家スタッフとして過ごした松田さん。
その後、東京、長野と一年の中で拠点を変えながら住み込みで働く生活を始めた松田さんは「ベランダ菜園をしたい、と思っても、何かを”買う”こと、消費することから始まる」東京での暮らしから「自分の手で作れるものがある暮らし」「四季、水、資源が循環する暮らし」に近づきたいと、長野への移住を希望。
「住み込みで働いていた時にはご近所さんとのつながりはそこまで深くは作れなかったけれど、移住して腰を据えると、田植えから関わる米作りもご一緒できるようになった」と、ホリスティックリトリート穂高養生園での仕事、暮らしの中で体験する農作、食、染め物や草鞋編みなど、自然と共に過ごす生活をたくさんの写真と共に共有してくださいました。
穂高養生園ではキッチンに立ち、「人と自然をつなぐ料理をつくる」松田さんが、これまでの自身の経験と照らし合わせて見出したまちづくりとの共通点は「セルフケア」だそう。「やりたい」「こんなふうに生きたい、過ごしたい」という答えは自分の中にあって、「サービスの提供を受けるのではなくて欲しいものは自分の中にある」、「自分のやりたいことを大切にする」「自分の心地よい場・暮らしをつくる」という点が、自分が手掛けてきたまちづくりのお仕事と、今携わる穂高養生園でのお仕事とで同じだと感じているとのことでした。
〈リレートークカフェって?〉
2014年にオープンしたご近所ラボ新橋は、今年2024年で10周年を迎えます。
10周年を迎えるにあたって、ご 近 所 ラ ボ 新 橋 を 通 じ て 知 り 合 っ た 、 素 敵 な ご 近 所 仲 間 に お 話 し を 伺 う 会 を企画しました 。あ た ら し い 暮 ら し 方 や 活 動 へ 一 歩 踏 み 出 し 、 い き い き と 過 ご さ れ て い る 身 近 な 仲 間 に 、 活 動 の こ と 、 背 景 に あ る 想 い 、 大 切 に さ れ て い る こ と な ど を 伺 い ま す 。 ゲ ス ト の ラ イ フ ス ト ー リ ー や キ ャ リ ア ス ト ー リ ー を き っ か け に 、 「 あ 、 自 分 こ れ や り た か っ た な 」 「 始 め て み よ う か な 」 と 暮 ら す 場 所 や 住 ま い か た を ふ り か え る 時 間 に な れ ば 幸 い で す 。
次回は4/14(日)10:30-12:30に 第 二 弾 を実施。
第二回目のテーマは、無理なくできる自然の循環に寄り添う暮らし。
都市生活者でも「自分の手」できるエコロジカルな暮らしのこと、一緒に考えてみませんか。自分らしく&仲間と共に循環のある暮らしを提案されているお二方をゲストにお話を伺ったり、みんなでお話しする時間を持ちたいとおもいます。
ぜひご参加ください。
お申し込みはこちら→ https://forms.gle/9kcNFKaPmZXKHqK49