1月21日は、島根県定住サテライトからの提案いただき、まめラボ(※1)と共催で食や暮らしをテーマにした小さな集まりを開催することができました。静かな語り合いの中から、哲学的な空気も漂うそんな日曜日朝の時間になりました。
前半は、干し鮎でだしをとった津和野のお雑煮をつくって味わうところからスタート。高津川という清流の鮎を干したもの、もち米にお米をまぜたすこしつぶつぶとした舌触りの丸もち(荒金餅)、小松菜、大根、お塩。シンプルな材料の組み合わせから作られた汁物は、「滋味」という言葉がぴったりのお雑煮でした。津和野町の日原地区に伝わるお雑煮とのこと。
後半は、東京から島根県津和野町へ移住されたゲスト國方あやさん(※2)を囲んで、日々の暮らしの中から感じているエッセンスを少しばかりおすそ分けしていただきました。
参加者の中からも、日々の暮らしや活動の中で感じていることのお話もありました。立ち位置や年齢(高校生〜80代の方まで)は様々な皆さんですが、あやさんのお話を聞きながら、たとえば一緒に「お餅をこねる」「お菓子を作る」といった実体験を共有しながら人と人との間に交わされる会話や匂い、感触、色彩など、感覚的な部分での体験の共有の大切さを感じたような気がしています。
「"暮らしの知恵を受け継ぎ、つなげていく"とは」。
さてこの企画、長いタイトルになりましたが、このタイトルに何か引っ掛かりを感じて参加してくださった方が多かったようで、企画側も「よかったね」とふりかえりました。場を共にできた皆さまにも、改めてありがとうございました。
※1まめラボ=食と暮らし、生活、命についてのあれこれをテーマに時々活動しているご近所ラボ新橋のラボ活動の1つ。近々は3/8(木)11時〜4時、コミュニティラウンジをオープンしています。
※2國方あやさん(「たべるを」主宰)のこと
本イベント告知のページよりリンクにアクセスしていただけます
https://gokinjo-i.jp/180121_mamelabo_tsuwano/