24時間トークカフェ#03津屋崎 その4:哲学ダイアログ

日時:2016年10月7日(金)〜8日(土)
会場:AT-Garage(新橋6丁目)

@AT-Garage
10月8日(土)0:00~2:00
4.哲学ダイアログ「三粒の種の日々から」

見えにくくなってしまった大切な「当たり前」を見つめ直すこと、野菜を作り食べること、子どもたちとともに町に関わりながら日々学び、問いかけること、暮らすことを通して「豊かさ」を表現している「三粒の種」を主宰するお一人、角信喜さんを囲みました。

〜角信喜さんから事前にいただいていたメッセージはこちら〜
「ゆっくり時間をかけること。丁寧に思いを馳せること。たくさんの人がそうしたいけど、 蓋をしてしまっている大切なことがあって、 それに「津屋崎の暮らし」を通して、一緒に向き合えたらなーと思います。」

そして当日はの様子を、ご近所ラボ新橋側のコーディネーター・ミコさんこと清家瑞穂さんにふりかえっていただきました。
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10月8日午前0時、日付は変わって深夜のコンテンツに突入。

当日を迎える準備のために角さんは、どんな話をどんな感じで話すか、打ち合わせする中で、どうすれば東京で津屋崎らしさを表現できるか、考えてくださいました。
その場にあるべき灯りや音、使う用紙の素材感から鉛筆の濃さや銘柄に至るまで------。細かなリクエストを受ける準備段階からワクワクしました。

会場となったのは「AT-Garage(新橋6丁目)」。入り口を開放したまま、津屋崎の藍染の暖簾がかけられました。壁にも藍染の布、その間に津屋崎の景色の写真が並びます。

こんな真夜中のコンテンツ「哲学ダイアログ」に一体どんな人たちが集っているのか。
ランタンの明かりの中、津屋崎の海の波の音を聴きつつ、自己紹介を兼ねて、その場で話したい人が自由に話すという自然発生的なスタイルで進めていきます。

ひと通り話が終わったと感じたところで、壁にプロジェクターで投影された映像に沿って、「三粒の種 http://san-tane.com/」の活動のこと、まちの歴史や文化、人々の考え方や暮らし方など様々なお話を伺いました。
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お話の中の津屋崎は、暮らす人たちの働きでまちが守られていて、まちの単位が、まるで一つの家族のようでした。仮に行政のルールがあったとしても、守らなくても成り立っていることが多いらしく、その理由は、まちの人たちにとって一番良い形で運営されていることが周知されているから、ルールに縛られる必要がないのだそうです。
外から来た人も同じように受け入れて接してくれる温かさも、まち全体がひとつの家族のようなもの、だからかもしれません。
津屋崎のまちの話は、人々が暮らしの中で育んできた「人が共に幸せに生きるための哲学」のように感じました。
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「哲学ダイアログ」は、今まで体験したことがない進め方だったからなのか、深夜という時間帯のせいなのか、津屋崎のまちについて学んだからなのか、ほんのりと灯る温かい光の中で、集った人たちとの気持ちの距離が自然と近くなっているのを感じました。この感覚こそが「津屋崎のまちの体験」そのものでした。(記:ミコこと清家瑞穂)

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