アイデアを発明する合宿を経て、5つのプロジェクトが立ち上がりました。これからいよいよ、具体的なプロトタイピングに取り組んでいきます!
この日は、先行事例として、ご近所イノベータ養成講座第1期修了生の小西貴彦(コニー)さんより、芝浦アイランド発のご近所イノベーション活動「本とほんとコミュニティ」について話をうかがいました。
このプロジェクトは、芝浦のマンション住民のコミュニティづくりを進める取り組みとして生まれ、いまではマンションコミュニティの先駆的モデルとして他のマンションや企業でも取り入れられています。多くの人を巻き込み、プロジェクト自体が発展をつづける理由として、コニーさんは「シンプルなこと」「だれもがもつ『本』を媒介にしたこと」「情報発信」といいます。「分かりやすさ、そして取り組みやすさ」が、他地域での展開につながっているようです。
つづいては、自分たちのプロジェクトについて、改めて意義をとらえなおしていきます。「そもそもなんでこれをやるんだっけ」「いまやっていること、本当にやりたいこと?」……「バリューグラフ」という手法を用い、より上位の目的を考え、よりクリエイティブな代替案を生み出していきます。
そして、グループ横断でつっこんでいくと……。あれ? なんでこれをやるんだっけ?という自己矛盾が生まれ、「これこそがアイデアだ」と固執していたコンセプトがガタガタと揺らいでいきます。この揺り戻し、練り直しこそが、アイデアをよりよくするプロセス!
自分たちのアイデアに対する葛藤や改良は、まだまだつづきます!