初夏を迎えると、この季節がやってきます。ご近所イノベータ養成講座の開講!今期は、港区ですでに自分ごととしての取り組んでいる活動をもっと広げたい方ややりたいことはあるけれど、仲間を探したくて……という 19名が受講しました。
初日は、港区新橋にある「ご近所ラボ新橋」に集まり、「そわそわ」からスタート。
え? ホワイトボードに書かれた「誕生日順に座れ」って、どういうこと?
まずは、「はじめまして」。「お誕生日、5月ですか? 私もです。」
そんなやりとりから、少しずつ会話がはじまっていきました。
ほとんどが初対面の人ばかり。どうやって、自分を開示していくか。そもそも、隣の人って、どんな人? そんな不安と期待を織り交ぜながら、「4象限」というアクティビティにチャレンジ。自分の気持ちや状態に当てはまる場所に移動してみます。
さて、お題は「今の気分」。前に行くほど「体調バッチリ」、後ろに行くほど「体調イマイチ」右に行くほど「ワクワクしてる」左に行くほど「緊張してる」で、自分の状態の場所に移動します。そして、港区との「馴染み度」も。港区に住んでいるけれど、寝に帰る場所でほとんど馴染みがないと感じていたり、勤務地だけど気の知れた仲間に恵まれ、自宅のような居心地を感じていたり……。徐々にホッとしたのか、受講生の顔にも笑顔が溢れてきました。
そして、自己紹介。と思いきや、本名も肩書きも伝えないのが、この「ご近所イノベーション学校流」。
「みなさんのニガテなことを教えてください」
ええ? 会場がどよめきつつも、「人の名前を覚えるのがニガテで」「時間を守るのがニガテで」と、少しずつ、自分を開示していきます。これで、さらに、隣の人の人となりが少しわかったようで、肩の力もだいぶ抜けてきました。
さて、このご近所イノベータ養成講座も今期で5期目。これまで、100人近くの修了生を輩出してきました。そこで、この講座を受ける動機や修了後の変化について、担任の坂倉杏介先生が、修了生ふたりにインタビューをしました。
「根っこにある深い想いは何か」
「何に突き動かされているのか?」
1期生のコニーさんは、この5年間で価値観や仕事が大きく変わり、現在は保育園やこども園の運営を核に場作りに取り組んでいるとのこと。受講中に取り組んだ、本を媒介としたマンションコミュニティの取り組みも継続して実施。現在では他地域からも要請を受けて実施しているとお話くださいました。
そうした話を受けて、自分たちは何に突き動かされているのか。
午後からのワークショップでは、4人ひと組になり、お互いの気持ちに耳を傾けていきました。
「私って、どんなことを考えてここにきたのだろう」
そんな思いを抱えながら、講座はスタートしました。これから4ヶ月、どんなドラマが起こるのか、楽しみです!