ご近所イノベータ養成講座9期シンポジウムを開催しました

地域で活躍する人財を養成するために、慶應義塾大学と港区が協働で開講した「ご近所イノベータ養成講座」もいよいよ終盤を迎えます。「ご近所イノベータ養成講座」9期では、コロナ禍の開催となりましたが、安全・衛生面に配慮しながら港区芝地区にてそれぞれのアイデアを生かした地域活動をはじめました。シンポジウムでは、津屋崎ブランチの山口覚さんをファシリテーターにお招きし、各チームが成果を発表し、会場にお越しいただいた参加者やオンラインでの聴講者の方々とともに語り合いました。

また、今年の基調講演は、「1階づくりはまちづくり」をモットーに、人々が主役となれる空間・施設・まちづくりを手掛ける株式会社グランドレベルの田中元子さん。「マイパブリックから始まるご近所イノベーション」と題し、首都圏を中心に展開している「喫茶ランドリー」に集った人たちが、自分の好きなことを「喫茶ランドリー」で発揮し、それぞれにつながりを築いていく様子などを伝えていただきました。また、田町駅西口にはベンチを設置し、腰掛けると見えてくる風景や行動が変わること、また、その光景が街の風景を作り出していくことなどをご紹介。まちづくりとは、突飛な発想や非凡な人が生み出すものではなく、そこで生きる人たちが自然と形作るというプロセスに、受講生たちは胸を熱くしていました。