ご近所イノベータ養成講座、2日目は「問い」を深めることを体験して行きました。前日に引き続き、津屋崎ブランチ・山口覚さんによる講義とワークを進めていきます。
ワールドカフェ「この地域でどう生きていきたい?」
午前中は、前日のおさらいからスタート。対話の心得、新規項目=「沈黙を肯定する」などポイントを確認しました。そして、これから取り組む対話の手法「ワールドカフェ」について学びます。「ワールドカフェ」とは、テーブルを囲んで対話をしたのち、一人がテーブルに残り、他の人は別のテーブルに移動します。そして、それぞれが話した話題を別の人と共有しながら、テーマを広げ新しい着眼点などを得ていきます。講座では、具体的なテーマとして「私はこの地域でどんな風に生きていきたいか?」「どうしてそう思ったのか」「背景は?」などそれぞれの思いを深めて行きました。
午後は、「どんなふうに生きていきたいか?」をテーマに、次のポイントでそれぞれの気持ちをじっくりと確認し、グループでシェアしていきました。
・自分自身が本当に求めている生き方が何であるのか見つめ直してみよう
• 改めて自分はどのように生きていきたいのか
• 思いつくままではなく、個数を限定し、本当に大切にしたいものだけ書いてみよう
• どんなつながりがほしいのだろうか
港区芝地区ってどんなところ?
その後、港区芝地区総合支所協働推進課地区の辻剛久係長より、港区の概況についてのレクチャーがありました。芝地区は人口約26万人で、昼間の人口率が非常に高いのが特徴です。実に、昼夜人口比3.87倍など、改めて住んでいる地域について学んでいきました。
そして、平成20年からは、新しい人材で新しいコミュニティを形成/既存のコミュニティの継続を行い、それらを繋いでいく取り組みとして「芝の家」、その後姉妹拠点として「ご近所ラボ新橋」を始動しています。その他、いきいきプラザ屋上にて養蜂事業をしたり、芝ネイチャー大学校なども実施しているそうです。こうした取り組みや人材を巻き込み芝地区に活力を、と本講座に対する思いを伺いました。
ご近所付き合いは必要なのか?
この日の終盤は、山口さんによるワークを実施。「ご近所付き合いは必要なのか?」をテーマに、テーブルことにワークショップを実施しました。各テーブルからは、「近所の範囲は?」「お付き合いって何?」「リーダーって何?」「ご近所って人数?」「メリットデメリットは?」「デメリットがあっても必要なの?」「良かったことは?」問いがあがりました。
問いを深めた2日目でしたが、次回は具体的に地域にどう関わっていくかというアクションのイメージを高めて行きます!