ご近所イノベータ養成講座の4日目は、ウェブ会議システム「Zoom」を使ったオンライン講義を行いました。特定非営利活動法人ミラツクの西村勇哉さんをゲスト講師に迎え、いま、私たちの視野にあるものから「未来」をとらえていきます。
価値創出とイノベーションとは何か
午前中は、ブレイクアウトルーム機能を使い、数名での近況報告からスタート。西村さんのレクチャーを通し、「価値創出とイノベーション」の定義や「価値とは何か」を学んだうえで、人類学・哲学・社会学に属する140テーマから、自分が気になるキーワードを探していきます。そして、選んだ「美術」や「娯楽」などのキーワードをもとに、ウェブ上で、歴史的な背景や現状のマクロデータ、先進研究などを調査。2人ペアとなり、なぜそのキーワードが気になるのか、どんな発見があったか、そして自分が新たに立てた「問い」などをシェアしました。
フィールドワークで地域にある「問い」のタネを探す
自分の関心が浮かび上がったら、今度はフィールドワークへ。「ご近所」を歩きながら、気になることや関心のあることなどを100個(!)、メモに書き出していきます。そうして、フィールドワークから再びZoom上に集合すると、今度は「Mural」というアプリを共有しながら、画面上の付箋にメモの内容を書き込んで行きます。自分が気になっていることが、事実なのか気づきなのか、未来に何か繋がる可能性を含んでいるものなのか、課題なのか……。「気になる」を「未来への予兆」に見える化していきました。
そうして……この日の講義では特定の「未来」を導き出さず、多くの「問い」や「疑問」を抱えながらまとめへ。自分や地域へ「問い」を向ける手法や自分の心の動きを確認し、次回は未来を構想する「アイデア合宿」に突入します!