今年度の「ご近所イノベータ養成講座」も無事に開講し、面接を通過した21人の受講生が新橋6丁目にある「きらきらプラザ新橋」で一堂に介しました。港区芝地区の在住・在勤者を中心に、10代の学生からセカンドライフをスタートさせた方まで、学校や会社といった文脈ではけっして出会わなかったであろう21人が、これから訪れる「未来が変わる予感」に、そわそわした様子で初日を迎えました。
最初は、アイスブレイクとして自分の気持ちを確認する「4象限」のワークショップからスタート。教室を一つの面に見立て、奥行きにY軸「今の生活に満足しているか」、左右にX軸「やりたいことが明確か」という2つのものさしで、自分の立ち位置を確認します。続いての自己紹介では、所属も氏名も語らず、「呼ばれたい名前」と講座を受けようとした思いを伝え合いました。この時点では、まだまだ相手の人となりはわかりません。その後、4人1組になり、お互いに自己紹介をした後、担任の坂倉杏介さんより講座の目的などをお伝えしました。
そうして、4人1組で「エナジーカーブ」というワークに取り組みます。これは、1枚の紙に、生まれてから今までの起伏を描いていきます。常に安定している方もいれば、落ち込みの激しい方も……。それぞれの人生の節目をシェアいただきました。
午後からは、港区芝地区総合支所協働推進課の引間克幸さんから港区芝地区の取り組みや本講座の位置づけなどお話を伺いました。受講生からは、「そもそも、なぜ部署名に協働とついているのか」など本質的な質問も上がりました。
その後、「ストーリーテリング」として、それぞれの原動力やこれからどこに向かいたいかなどエピソードを交え聞き合う時間を設けました。最初に修了生の久保井さん、廣升さんより話を聞き、その後、4人1組で互いのストーリーを共有します。この頃になると、じわじわと人となりが浮かび上がってきます。「ああ、もう少しお話を聞きたい」。そんな思いが高まったころに、初日は終了。チェックアウトを通してそれぞれの気持ちを聞きあい、翌日に楽しみをつなげました。